ReversaLife -リバーサライフ-

(Reversal+Life=ReversaLife)

電動コンプレッサー(空気入れ)を修理のついでに分解してみた

http://tyre.dunlop.co.jp/m/tyre/products/tyrecheck/img/air_03.jpg

のじぱき でございます。

ダークな記事の後はこんな個人的なものも載せ散らかしてみたいと思います。

私はタイヤの空気圧をかなり気にする方で、気温や路面状況によって空気圧を変えるキチガイでございまして、常にクルマには小型のコンプレッサーを常備しています。

乾燥路面ではおよそ260~280kPa(2.6~2.8kgf/㎝2 路面温度が高い場合はもっと下げます)、スタックしそうな雪道やアイスバーンでは150~200kPa(1.5~2.0kgf/㎝2)にしていることが多いです。

あ、窒素ガスについてはここではちょっと置いておきます。

そんなわけで、父親の車にもこっそり忍ばせていたのですが、コンプレッサーの調子悪くなったということで(ということは何気に使っていた?)修理の依頼が・・・。

Advertisements


元々シガーソケット部を誤って踏んでしまったようで、マスキングテープで補修するという荒い応急処置がなされていました。

電源を入れると確かに動いたり止まったり、動作が一定しません。

しかも、配線を動かすたびに止まったり動いたりするので「こりゃ断線だろ(結局そうだった)」と断定して修理に取り掛かりました。


!中身を観察してみる!

表側はこんな感じ。プレッシャーゲージ(圧力計:KPa)とスイッチのみのシンプルなものです。
いい時代になったもので、この手のコンプレッサーは¥1,000程度で購入できてしまいます。

どうせなので、チェックも兼ねて割ってみることに。
裏側は滑り止め兼メクラの役割のスポンジが4箇所付いているため外します。

f:id:reversalife:20141126204440j:plain

4つのビスを外すとパカッと割れます。

f:id:reversalife:20141126204442j:plain

安価な製品ながらも、モーター周辺にちゃんと制振ダンパーがついてます。
それと、加圧はピストンで行う方式ですね。シリンダーがあってピストンがあってコンロッドがあってクランクがあって・・・ こりゃまるでエンジンですよ。

f:id:reversalife:20141126204443j:plain

Advertisements


これが上死点の状態(どうでもいい①)で

f:id:reversalife:20141126204527j:plain

これが下死点の状態(どうでもいい②)ですね

f:id:reversalife:20141126204446j:plain

ユニットを摘出してみました。めちゃくちゃ小さいです。
突き抜けたモーターシャフト後端部には一応クーリングファンが装着されています。

f:id:reversalife:20141126204532j:plain

!結局どこが問題だったんだ!

分解したのは"ただ単に見たかったから"で、問題はマイナス側端子の断線のみでした。

f:id:reversalife:20141126204536j:plain

ヒューズも切れてないし、はんだの盛り直しで終了しました。

この切れ方は何回も線を持って引っ張ったって感じの断線の仕方ですね。


しかしながら、どうして男というのは、かくもこういう"めきゃにきゃる"なものに心を魅かれてしまうのでしょうか(一部の人間だけだと思いますが・・・)。


・・・


同機種または似たような機種をお持ちの方は、ギアなどのグリスアップの際にお役立て頂ければと思います。それ以外にこの記事の使い道がありません・・・


ではでは。

特別に断り書きのある場合を除き、当サイトに掲載されている内容の無断転載・無断複製・転用を禁じます。
紹介等される際は必ず出典元としてURLの記載またはリンクを設置願います。
© ReversaLife