「お前は成功してるからそんなことが言えるんだ！」と憤慨する自分への対処法

のじぱき でございます。

人生一度や二度、他人に対してこんなことを思ったことはないでしょうか。

私はこの時点で既に数回ありますね･･･。

そういった対象となる人物は主に

スポーツ選手・歌手・アイドル・タレント・芸能人・起業者・御曹司・玉の輿・出会い･･･

といった所謂「お金持ち」「成功者」「勝ち組」が殆どを占めるかと思います。

そして彼らは決まったように、このようなセリフを言うでしょう。

「諦めなければ夢は必ず叶う」
「努力は必ず報われる」
「強い信念を持っていれば絶対成功する」
「自分を信じていればいつかきっと･･･」

この類の言葉を見聞きしてどう感じるでしょうか。

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▼共感できる・できない

彼らと一括りにしてしまってはダメですね。

生まれた時から既に楽して生きて行けるレールが敷かれている人、逆に非常に苦労して困難を乗り越えてやっと勝利を手にすることができた方もいることでしょう。

ですが、少なからず現時点での私は共感することができません。
それは自分がまだ"そっち側の人間"になっていないことにあるでしょう。

「そんなものは綺麗事だ」

と感じる方は、恐らく私と近しい状況にあることでしょう。

▼喜びとプロセス

確かに「人生諦めが肝心・諦めも肝心」という言葉も存在します。

夢を追い続けた結果、いつの間にか年老いて、結局その夢が叶うことなく生涯を終えた･･･。

こんなことはごく一部の人しかいないと思いますが、そんな何十年も夢を追い続けることができる環境があったこと自体がすごく幸せなことだと思うし、すごく羨ましいと思います。

ある意味その人は、自分の夢を叶うことが喜びではなく、そこまでのプロセスを味わうことが喜びだったのではないかと。

▼他人の気持ち

これは病気や怪我にも当てはまることだと思います。

善意で言ったつもりが怒りとなって返ってくる場合もありますね。

「あなたは治ったからそんなこと言えるんだ！」
「あなたはこの苦しみを味わったことがないからそんなことが言えるんだ！」
「あなたは健康だから分からない！」
「あなたに自分の何が分かるんだ！」

確かにその通りなんです。しかし、経験が無い以上そんなことを言ってもどうしようもないのです。

これは「人事だと思って！」と「何で自分がこんな目に遭わなきゃいけないんだ！」という気持ちが妙捩れて、それを他人にぶつけることによって自分が楽になろうとしたり気持ちの捌け口として変えているのだと思います。

▼何も無い人生は存在するのか

「私の人生、なーんにもない人生だったなぁ･･･」
「俺の人生、無駄なことばっかりだったなぁ･･･」

何も無いわけないじゃないですか。

得たものは何も無い？無駄なことばかり？

「自分の人生」と振り返ってる時点でそれは「ある」のです。

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私だけではなく、みなさんもこれまでの人生を1冊の本にしようとすれば、相当内容の濃い1冊になると思うのです。

例えば、不登校になり誰とも会いたくなくなって実家に引き篭もり、1日中ネットやゲームに明け暮れていたとします。

それでもそれは薄っぺらな人生なんかではなく、とても強烈に濃いものだと。

何十年もその会社で、その会社のために揉みくちゃにされながら働いてきた人生だって絶対白紙ではないですよね。

今に至るまでのプロセスには様々な出来事があったはずです。これから先だってそうです。

▼気がつく・つかない

何が正解で何が不正解なのか、人生に明確な答えは無いというか、それは誰にも分からないことだと思います。でも、

「あれっ？これって違ってるんじゃ･･･」

と、薄っすらでも気がつくことがあると思います。

それに気がつくか、はたまた気がつかないかで人生が決まってくると思うのです。

▼最後に

･･･なんだか以前に似たような記事を書いていたことに気がつきました。

成功者を恨み妬み僻むのではなく、その人がどうして成功したのか、それを深く追求してみるという方向に持っていくのは如何でしょうか。

自分がその人のようになれないのは、自分に何かが不足しているからです。
完コピは無理だとしても、何かしら少しでも取り入れられることがあるはずです。

時にはそれを工夫して、自分にピッタリ合うように変えてみるのも1つの手です。

「恨み」「妬み」「僻み」の3つのパワーは凄まじいので、これを自分の原動力に変換することができれば、近いうちに"そっち側の人間"になれるでしょう。

･･･何だこの宗教臭は。

ということで、最後までお読み頂き有難う御座いました。

ではでは。