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ゴーストライターを頼む人、引き受ける人の想いとは。

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のじぱき でございます。

ゴーストライター それは素晴らしい響き・・・(何を言ってるのやら)

今回は「ゴーストライター」について思うことを語りたいと思います。

なぜこのことを語りたいと思ったのかということ、私も似たような境遇があるからです。
それは後ほど・・・。


まず、ゴーストライターの主役である「作家」についてですが、作家と言えど広く記者・作詞家・作曲家・小説家など、様々ありますね。

いずれにしても"何かを書き起こす人"のことを表現すると思います。

でも、その作家活動を自分ではなく他人がやっているとしたら・・・。


今からちょっと前に、「S村河内M氏(以下、S氏)」や「N垣T氏(以下、N氏)」がこのゴーストライター問題で一躍"時の人"となりましたね?

もはや"2014年で最も名が知られた人物"としてノミネートされてもおかしくない位です。

しかし、この2人のうち前者の人物は、今までやってきた行動がマズ過ぎたため非難を浴びることになってしまいました。

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S氏は数々の名曲を生み出してきた天才作曲家とされており、その曲の数々は全て自身が手がけてきたとされていましたが、N氏の突然のカミングアウトによって、S氏の曲はN氏つまり、ゴーストライターが作った曲であることが判明してしまいました。

しかし問題はこれだけに留まらず、聴覚障害(全聾)を偽っていたことや、虚偽の申告で障害者手帳を不正に取得していたことなど、次々と問題が発覚し、しまいには、有ること無いこと話す虚言壁まであることが判明してしまいました。

ここまでやってしまうとは、ある意味「天才だな」と思ってしまいます。


このお二人のことはここまでにしておいて、本題の「どうしてゴーストライターに?」ということを考えていきたいと思います。


①どうしてゴーストライターを付けようと思うのか(S氏側)

A.才能が無い
この経緯に至った事情は多々あると思いますが、主に自分に才能が無いからでしょう。
才能があればゴーストライターを付けなくても出来るはず。

「"こうしたい"という自分の考えがあるのに、それを表現することができない」

これも才能が無いという部類に入ると思います。

中には「いつかバレるかもしれない」という不安感や「本当は自分ではない」という背徳感を感じる人もいるかと思います。

B.早く有名になりたい
次に考えられる理由としては"手っ取り早く有名になりたい"から。

例え自分に才能も何もなくても、優秀なゴーストライターを付けることによって、あたかも自分には凄い才能があるように見せかけ、割と早く有名になることができますね。

C.楽をしたい
金銭面や作業の手間を省きたいと考える場合もあるでしょう。

安い金額でしかも素晴らしい作品を提供てもらえるのなら、こんな有難いことはないはず。

手間も費用も省けて、正に一石二鳥です。


②どうしてゴーストライターになるのか(N氏側)

A.他人に自分になってもらう
これも様々な経緯があると思いますが、「自分には足りない何かを持っている」

例えば、自分の性格や容姿には自信が無いが、才能だけは誰にも負けない。ガッツリ有名になりたいけどどうせなら・・・ と、他人に自分になってもらうというパターン。

ある人は自分と比べ物にならないくらい凄い美人orイケメンで、その人に自分の作品の作者になってもらえば、相乗効果で爆発的に人気が出ること間違いないと睨む人など。

これは賢いと言えば賢いですね(取りようによっては"あざとい"かもしれませんが)。

「えぇっ!この人、こんな作品出すのか!!」

という大きなインパクトを与えることも、場合によっては十分可能だと思います。

B.ギャラが高い
これだけ出すから良いものを作ってくれ!」と、目の前にとんでもない大金を見せられたら、お金に困っている人からすれば断る理由は無いでしょう。

喜んでお受けします!

と素直に言ってしまうでしょう。

その半面で、「この人は自分の才能を認めて(買って)くれている」という満足感や充実感を感じることもあると思うのです。

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③両者の心境とは

依頼する側」と「依頼される側」ですから、当然思惑は異なります。

S氏側からすればmどこかで「これは自分が作ったものではない」と思うことがあるはずですし、N氏側からすれば「あれは自分が作ったものだが、周囲に堂々と公表できない」という、両者の中にモヤモヤした気持ちがあると思います。

しかし、キッチリと割り切っているのなら別です。

両者のどちらかがしっかり納得がしていない状態が続き軋轢などが生じれば、今回のようにどこかの時点でカミングアウトということも十分有り得えますね。

稀に、消されてしまう場合もありますが・・・。


総括

この話の頭の方でもチラっと触れましたが、私も同じようなことがあります。

現在、私はフリーランスのライターとして、複数のクライアント様に自分が作成した記事を納品させて頂いております。

・・・言葉の響きだけ見ると、そこそこ立派に見えますが(ん?)、それだけで生活していくレベルには全然達していません。これで生活できるようになるのが本望です・・・。


記事の話に戻りまして、これまで自動車からダイエット・美容・健康・アプリ・観光など、自分にできそうな範囲であれば、選ばず請け負わせて頂きました。

選んでいる場合ではないからです。しかも、そんな立場ではありませんし・・・。


ですが、これらは「私が書きました!」と堂々と公言できないのです。なぜなら、

あなたに記事を依頼するけど、納めたら著作権などの一切はこっちのものだから!

という契約を結んでいるからです。


あるサイトのページ上には、私が書いた記事が平然と掲載されています。

自分が書いたわけでもないのに。

ただ、そういう契約に合意している分けですから、それは当然であって普通なのです。
先方には何の問題もありません。


自分の作品であっても、依頼主の手に渡ると自分の作品では無くなる。
しかも、その作品を自分のものだと知っているのは、それを作った本人しかいない。

給与として支払われるのはある種"口止め料"という対価のようなもの。


基本的に何でもそうですが、特にこういうビジネスの場合は、いかに約束を守り口が堅い人を選ぶかが重要になってくると思います。

あれやこれやとベラベラ話し散らかされたのではたまりませんからね。


後半は若干愚痴のようになってしまい恐縮ですが、最後までお読み頂いた方、お疲れ様でした。
そして有難う御座いました。


ではでは。

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